FUJIFILM「写真幸福論」

写真幸福論プロジェクトは、多くの人がスマホで写真を撮影しデータを保存している時代に、
改めてリアルな「写真プリント」が持つ価値に注目して始まりました。
着目したのは、SNSなどの普及により、
写真は「保存」から「表現」へ、「記録」から「作品」へ変わってきているということ。
そして、作品としての写真プリントには「作り手の幸せを増幅させる力」があるということ。
そうした価値の発見から「写真幸福論」は組み立てられていきました。

「写真幸福論」の顔となるロゴは、シンプルな四角形でできています。
この四角形は、プリント写真のL版の矩形になっていて、写真と同じように縦型と横型の2種類があります。
ロゴの四角の線の中は空白ですが、そこにはこれからさまざまな写真が入っていくというイメージで、
ここから幸福が始まっていくという精神を現しています。

コンセプトを体現するためのムービーは、本当に写真の幸せを信じる人たちが集まってつくっています。
その自然な想いが伝わる様に、いわゆるお芝居をやられている方々ではなく、
写真を愛する一般の方々に出演いただきました。
映像中に出てくる写真も、その方々が所有し愛する、
そして見る人にも幸せが伝わる本物の写真たちに出ていただきました。




CONCEPT MOVIE



Art Direction & Planning & Design : Taichi Tamaki
Movie Direction : Tetsuma Maki
Camera : Shoji Uchida
2023